奥能登イベントで女の子ダンサーがダンス×3
〜金蔵万燈会(かなくらまんとうえ)。ローソクと自然にうっとり〜
 by つーじー

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「金蔵(かなくら)で踊るためには、まずは金蔵を知れ」。ダンサーのメコさんたちは、金蔵のあちこちを案内してもらい、それをリポートする。
「オープンカフェ 木の音(こえ)」で軽食とおやつ。
そして「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれた棚田の風景に感動!

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お寺を改装した「オープンカフェ 木の音(こえ)」で地元食材のピザとお団子etc...

オープンカフェ 木の音(こえ)。慶願寺(きょうがんじ)の回廊(渡り廊下)を改造したカフェは、オープンカフェというだけあって、気持ち良い風が通り抜け真夏でも涼しい。

お寺でカフェという組み合わせを訊いた時は不思議な感じがしたが、行って納得。渡り廊下の傾斜を利用した段違いに設置されているテーブルや、ウッドデッキなど、完成度の高い、居心地の良い空間の演出に成功している。お寺の神聖な空間が心地良いのだろうか。ここでのんびりするのは最高だった。




お寺なのにカフェ!? 「オープンカフェ・木の音(こえ)」

気持ち良い回廊がカフェに

メニューにも注目したい。地元食材を利用した軽食やデザートで、本格的な手作り。ピザの生地、ケーキのスポンジからの手作りなのでヘルシーで美味しい。お団子ももち米から作ってあり、できたてで柔らかかった。

こんかいわしを使ったNOTOピザ、古代米シフォンケーキなど……メニューをみんな注文したくなるので、きっと何回も行きたくなったり、大勢で行ってあれこれ注文してシェアしたくなるだろう。


地元の食材を使ったピザや丼もの、お団子が並ぶ

木の音に来れなかったRINは、あとから映像を見て、「あー。悔しいな。私も食べたかったッス」。写真撮影場所の下見に行っていたため、お昼を抜いてしまったのだ。ずっと黙っていた長能くん、ボソッと「デザートもうまかった〜」と、追い打ちをかけてRINを悔しがらせ、みんなで爆笑した。





オープンカフェ 木の音(こえ)
※「動画レポート」は最後のページの「ノーカット版」でまとめて見ることができます


「美しい日本の歩きたくなる道500選」の棚田に感動

「きれい……」、メコさんが棚田を見て思わず漏らした言葉。稲穂がこんなに美しいものだとは、都会で暮らしていると分からない。

「でも映像や写真ではあの美しさは表現できないんですね」と、メコさん。ギクッ。た、確かに……。この映像だけ見ても、金蔵が「美しい日本の歩きたくなる道500選」だとか、「にほんの里100選」に選ばれた理由は良く分からないかも知れない。だが一歩、金蔵に実際に足を踏み入れると、景色を見た瞬間にすべてが納得されるのだ。

「秋には秋の、冬には冬の美しさがあるんです。金蔵はいつ来てもすごく充実した気持ちになれる場所だと思います」とは、アンジェラ・見供さんの談。


美しい棚田の風景にうっとり

写真では伝わらないのが残念。そよぐ稲穂が本当に美しい


そんな金蔵にも過疎化高齢化の問題がある。地元の井池のおばあちゃんにお話をうかがった。「私はいま(受け持っている田んぼが)4枚。私独りで(耕作している)。私らは若い時から舅や姑に仕込まれて、土地は大切なものや〜と」「私一代はとにかく守っていかにゃーと思ってがんばっとるだけのこと」と語ってくれた。もちろん、少し淋しそうではあるが、それよりも金蔵に対する深い愛情が強く印象に残った。


地元のおばあさん(井池のおばあちゃん)にお話を訊いた

「世界農業遺産」の能登半島の棚田で踊る


金蔵万燈会で踊る前に、金蔵の棚田で踊った。 「金蔵にいる間、アーティストの感性を研ぎ澄ますような自然のパワーをずっと感じていました」と、メコさん。「金蔵の棚田でぜひ踊りたい」と言うと、「写真も撮ろう」と、RINも立ち上がった。


「裸足で踊って金蔵を感じた」と、メコさん(写真・RIN)


金蔵の棚田
※「動画レポート」は最後のページの「ノーカット版」でまとめて見ることができます


 
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ここまでの整理 ダンサーのメコさんは、能登半島の金蔵のイベントで踊ることになっている。その様子を写真に撮るためにRINと長能くんも同行。
能登半島の金蔵に到着した3人は、ゲストハウスに荷物を置き、地元のカフェで昼食。
そのあと棚田を見学し、地元でお米を作っているおばあちゃんの話を訊いて、金蔵の過疎の問題を知る。
言葉にならない思いがわきあがり、まずはともかく金蔵の棚田で踊った。